ルームスタッフ

PROFILE

ルームスタッフ

藤原茉央

客室料飲課員

旅館で働くことに憧れて、高校を卒業後、2022年4月に月光園へ入社。客室料飲課員として、宿泊のお客様のおもてなしに取り組んでいる。

ルームスタッフは、お客様とじかに接する仕事。
気配りあふれた接客でおもてなしの心を表現したい

温泉旅館の雰囲気が好きで、
就職先に選んだ

日本のよさを感じられる温泉旅館の雰囲気が好きで、旅館で働くことに憧れていました。月光園を選んだ理由は、就職活動中に会社見学をして、働いている方々の仲がよく、みなさん生き生きと働いていらっしゃる姿が印象的で、仕事内容も丁寧に説明していただき、「この旅館で働いてみたいな」と思ったことが決め手です。

それまで月光園を利用したことはありませんでしたが、内定をいただいたあと、両親と一緒に日帰りプランに招待していただきました。温泉も料理もおもてなしも素晴らしくて、「春から私もこの旅館の一員になるんだ」と感激。両親も「いい旅館だね」「ここで働くんだね。頑張ってね」と、とても喜んでくれました。

気づいたことはメモを取り、
ミスのない仕事を心がける

現在の仕事内容は、ルームスタッフとして宿泊のお客様のお世話を担当しています。1日の流れでいうと、朝は担当部屋の朝食の準備と布団上げ、朝食出し。お客様がチェックアウトされたあとは忘れ物などがないか客室内の確認をします。その後、休憩を挟んで、午後からはチェックインされたお客様を客室にご案内し、夕食の対応と布団敷き。夕食の片づけを終えて退勤します。

入社後、4月下旬まで新入社員研修を受けて、ゴールデンウィーク中は先輩と一緒に客室を担当しました。先輩の動きを見ながらルームスタッフの仕事を覚え、連休明けからは1人で客室を担当することに。最初はとても緊張し、大きな失敗もしてしまいました。夜の布団敷きをし忘れてしまったのです。すぐさま先輩と一緒にお客様に謝りに行き、布団を敷かせていただいて事なきを得たのですが、すごく落ち込みました。

以来、仕事でミスを出さないために心がけているのが、メモを取ることです。その日の仕事中に気づいたことや、先輩から言われたこと、「こうしたほうがいいな」と思ったことを、寮に帰ってからメモに書き出して整理するのです。まだまだできないこと、覚えなければいけないことがたくさんあるので、日々の業務を丁寧に行いながら、お客様によりよいサービスができるように頑張っていきたいと思っています。

やりがいを実感するのは、お客様から
「ありがとう」の言葉をいただいたとき

ルームスタッフは通常は1人で2部屋、繁忙期には3部屋を担当することもあります。忙しい時期は、担当する部屋のすべてに目配りをしながら食事出しや接客をするのは大変ですが、お客様から「ありがとう」「また来ます」といった言葉をいただくと、とても嬉しく、やりがいを感じます。

お客様はさまざまで、スタッフとの会話を楽しみたい方もいらっしゃれば、静かに過ごしたいという方もいらっしゃいます。お客様の様子をさりげなく観察しながら気持ちを察して、お客様に合った接客をするように心がけています。私たちルームスタッフは、ご到着からご出発までお客様とじかに接するので、私の印象が月光園のおもてなしの印象を左右してしまいます。どのお客様にも「いい旅館だったな」「また来たいな」と思っていただけるような接客やサービスができるようになることが、目標です。
 

外国人のお客様にも「日本のおもてなしの心」を伝えたい

最近は海外からお越しになるお客様も多く、宿泊客の半数近くが外国人のお客様という日も少なくありません。高校時代は英語が好きで英検も取得しましたが、英会話は苦手なので、しっかり勉強して話せるようになりたいと思っています。

以前に外国人のお客様を担当したとき、こんなことがありました。月光園では1日10名様限定で「プレミアム朝食」という豪華な朝食をお出ししていますが、その朝食につく「お品書き」は日本語です。そこで、私は前夜に自分で調べて英語に訳したお品書きを作り、朝食時にお客様にお渡ししました。すると、とても喜んでいただいて、お帰りの際に「日本に来たら、また泊りに来るね」とおっしゃっていただいたのです。言葉の壁はあっても、仕事を通じて「日本のおもてなしの心」を外国人のお客様にも伝えていけたらいいなと思っています。